Mrs. GREEN APPLEのボーカル・ギターとして、数々の楽曲を生み出している大森元貴さん。
華やかなステージで観客を魅了し、バラエティーではユーモアあふれる一面も見せる大森さんですが、ご本人はインタビューで、ネガティブな感情を大切にしていると語っています。
2025年8月のインタビューでは、こんな言葉が印象的でした。
「ポジティブはネガティブから生まれるものだと思っています。」
大森さんは、繊細さやさまざまな感情を、どのように表現へと昇華させるかを考えているとも話しています。
この言葉を聞いて、算命学の命式を見てみたくなりました。
実際に命式を読み解いていくと、そこには強い感性、表現へのこだわり、そして多彩な才能を活かす仕組みが見えてきます。
今回は、大森元貴さんの命式から、その創造力の秘密を考察してみたいと思います。
※この記事は算命学に基づく筆者独自の考察です。ご本人の性格や内面、将来を断定するものではありません。
大森元貴さんの命式
1996年9月14日生まれ
日干は「甲(きのえ)」。
甲は、まっすぐに伸びる大きな樹木にたとえられます。自分の信念や理想を大切にしながら、時間をかけて成長していく性質を持っています。
陰占
| 日柱 | 月柱 | 年柱 | |
|---|---|---|---|
| 天干 | 甲 | 丁 | 丙 |
| 地支 | 寅 | 酉 | 子 |
| 蔵干 | 戊・丙・甲 | 辛 | 癸 |
陽占
| 鳳閣星 | 天恍星 | |
| 禄存星 | 牽牛星 | 玉堂星 |
| 天禄星 | 調舒星 | 天報星 |
天中殺:子丑天中殺(生年天中殺)
行動領域:4領域
この命式でまず注目したいのは、精神面を表す陽占の縦線です。
精神の葛藤が、作品を生み出す力になる
大森さんの中心星は、金性の牽牛星。
その上には火性の鳳閣星、下には同じく火性の調舒星があります。
五行では「火剋金」となり、上下の星が中心の牽牛星を剋する関係です。
算命学では、このような配置を精神面での葛藤が生まれやすい形として読みます。
気持ちが揺れたり、自分の考えと表現がうまくかみ合わなかったりすることもあるでしょう。
また、伝達表現の星が剋の関係にあるため、自分の持つ表現力を十分に発揮できていないと感じる場合もあります。
でも、大森さんは実際に素晴らしい作品を次々と生み出していますよね。
だから私は、この葛藤が悪い形で現れているとは考えていません。
むしろ、周囲から見れば十分すぎるほど表現できていても、ご本人の中では「まだもっと表現できるはず」「もっと良い作品にできるはず」という思いがあるのかもしれません。
葛藤があるからこそ、表現を追求し続ける。
その強い感性が、作品づくりの原動力になっているのではないでしょうか。
辛から生まれる牽牛星|誇りと強い使命感
大森さんの中心にある牽牛星は、月支の蔵干「辛」から生まれています。
辛は宝石にたとえられる金性です。
宝石が傷つくことを嫌うように、辛の性質には、自分の誇りや価値を大切にする繊細さがあります。
そこから生まれる牽牛星は、自分の地位や立場に特別な意識を持ち、使命感や責任感が強く、格式も重んじる星と読みます。
その牽牛星が、鳳閣星と調舒星から剋されているのです。
自分の理想や誇りを大切にする気持ちと、表現したい感情との間で、強い反発心や葛藤が生まれやすい配置といえるでしょう。
大森さんはBillboard JAPANのインタビューで、5年後、10年後に自分で聴いても恥ずかしくない曲を書きたいという思いを語っています。
この言葉には、作品に対する誇りと、表現者としての厳しい自己評価が感じられます。
牽牛星の使命感が、創作活動にしっかり活かされているように思います。
南方の調舒星|夢は自分の世界を完璧に伝えること
調舒星は、繊細な感性を持つ伝達本能の星です。
受け止めた出来事や、自分が感じた感情を、納得できる完璧な形にして人へ伝えたいという本能があります。
大森さんの場合、この調舒星が南方にあります。
南方は夢や希望を表す場所。
つまり、自分が感じた世界を、理想とする形で人に伝えることが、人生の大きな希望につながっていると読めます。
ただし、完璧を求めるほど神経を消耗しやすく、孤独な創作の世界へ深く入り込むこともあるでしょう。
調舒星は感情の起伏や好き嫌いがはっきりしやすい星でもあります。
大森さんが音楽制作について、自分自身と向き合う作業が多いと語っていることも印象的です。
自分の内側にある感情を深く見つめ、作品へ変えていく。
そこに調舒星らしい表現の姿が重なります。
生年天中殺|鳳閣星と玉堂星の独特な働き
大森さんは、子丑天中殺で、生年天中殺にあたります。
陽占では北方の鳳閣星と東方の玉堂星が中殺されています。
中殺は、星の性質が単純に弱くなるという意味ではありません。
本来の働きが通常とは違う形になったり、極端に現れたりすると考えます。
鳳閣星中殺|遊び心と繊細さの両面
鳳閣星は、自然体、遊び、ゆとり、冷静さを表す伝達本能の星です。
ところが中殺されると、物事に気楽に向き合えず、神経を消耗しやすくなることがあります。
本来の伝達本能が思うように働かず、自分の意図が人に伝わりにくいと感じる場合もあるでしょう。
また、鳳閣星中殺は、調舒星に似た繊細さを帯びることもあると読みます。
大森さんはもともと南方に調舒星を持っていますから、まるで繊細な伝達本能が二重に働いているような状態とも考えられます。
一方で、中殺によって鳳閣星の遊び心が極端に発揮されることもあります。
ライブやバラエティーで見せる、ユーモラスで楽しい大森さんの姿。
あの自由な遊び心も、鳳閣星中殺の一つの現れ方なのかもしれません。
内面の繊細さと、人を楽しませる明るさ。
この二つは決して矛盾するものではないのです。
玉堂星中殺|学びを新しい創造へ変える
玉堂星は、知識や伝統、格式を大切にする習得本能の星です。
中殺されることで、学びの速度が極端に速くなったり、身につけたものを独自の方法で活かしたりすることがあります。
また、一度作ったものに満足せず、次々と新しいものを創造する働きとして現れる場合もあります。
大森さんは、音楽だけでなく、衣装やビジュアルを含む幅広いクリエイティブにも関わっています。
伝統や積み重ねを大切にしながら、そこへ自分ならではのアレンジを加えていく。
玉堂星中殺の創造的な働きが、作品づくりに活かされているように感じます。
行動領域は4領域|一つの世界に収まらない才能
大森さんの行動領域は4領域です。
4領域は、生きる世界が広く、人間関係や活動の幅も大きくなりやすい形。
さまざまな分野に関わる一方で、自分の進む方向に迷ったり、多くの役割を求められたりすることもあります。
大森さんはMrs. GREEN APPLEの音楽活動に加えて、俳優としても活躍しています。
2025年には映画『#真相をお話しします』で初出演・初主演を務め、NHK連続テレビ小説『あんぱん』にも出演しました。
一つの役割にとどまらず、さまざまな世界で表現する姿は、4領域の広さと重なります。
才能の型|変化しながら広がっていく可能性
算命学では、陽占の星同士の剋の数から、才能の現れ方を考察する方法があります。
大森さんの場合、才能を示す星の間に大きな格差が少ないのが特徴です。
このような命式では、自分の一番の才能が何なのか迷いやすかったり、年齢とともに得意なことが変わったりする場合があります。
また、一つの分野の中でも、得意とする表現方法が変化していくことがあります。
これは、才能が定まらないということではありません。
さまざまな才能を持ち、その時々に必要な力を発揮できる可能性があるということです。
大森さんの幅広い表現活動を見ていると、この特徴も興味深く感じます。
十二大従星|天恍星・天報星・天禄星
大森さんの十二大従星は、初年期が天恍星、中年期が天報星、晩年期が天禄星です。
初年期の天恍星|華やかな世界との縁
天恍星は、夢や憧れ、華やかさを持つ星。
煌びやかな芸能界とも縁が深い星といわれています。
ステージで華やかな世界観を表現する大森さんには、ぴったりの星ですね。
中年期の天報星|変転変化と多芸多才
天報星は、変転変化の星です。
運気の変化が激しいことから「竜巻運」とも呼ばれます。
気分や興味が変わりやすく、突然これまでの活動をやめて新しい世界へ進むこともあるとされます。
その一方で、非常に器用で、多芸多才な性質を持っています。
大森さんの場合、中年期の天報星に牽牛星と調舒星の働きが重なります。
強い感性をさまざまな分野で発揮し、一つの仕事や役割にとどまらず、多方面で才能を活かす可能性があります。
音楽、演技、そしてさまざまな表現活動。
その広がりは、天報星らしい多芸多才な姿とも重なります。
もちろん、今後必ず大きな方向転換をするという意味ではありません。
変化を受け入れながら、新しい可能性を開いていける命式として読んでいます。
晩年期の天禄星|変化を支える堅実さ
天禄星は身強の星で、慎重さ、観察力、堅実さを持っています。
天報星の変転変化だけを見ると、落ち着かない印象を受けるかもしれません。
でも、大森さんには天禄星があります。
周囲の状況をよく観察し、人の協力を得ながら、現実的に物事を進める力も備えていると読めます。
変化する力と、堅実に支える力。
この両方があるからこそ、さまざまな活動を楽しみながら続けていけるのではないでしょうか。
陽占の五行がつながる|才能を活かす相生の流れ
ここまで精神面の相剋について見てきましたが、大森さんの陽占には、もう一つ大切な特徴があります。
それが、五行の相生の流れです。
火(鳳閣星・調舒星)
↓
土(禄存星)
↓
金(牽牛星)
↓
水(玉堂星)
火生土、土生金、金生水と、星の性質がつながっています。
鳳閣星・調舒星の伝達表現が、禄存星の人を引きつける力につながり、牽牛星の責任感や誇りを経て、玉堂星の知性や学びへと流れていく。
このように読むと、それぞれの星が別々に働くのではなく、創作活動の中で互いに活かされているように感じます。
最後に位置する玉堂星は中殺されています。
だからこそ、身につけた知識や伝統をそのまま受け継ぐだけでなく、独自の感性でアレンジし、新しい作品へと生まれ変わらせていくのでしょう。
精神面に相剋があっても、命式全体には相生の流れがある。
葛藤を創造力に変え、持っている才能を作品へとつなげていく。
これが、大森さんの命式の大きな魅力だと感じます。
まとめ|ネガティブさは、創造力の源なのかもしれない
大森元貴さんの命式には、繊細な感性と強い精神的葛藤が表れています。
しかし、それを単にネガティブな性格や弱点として捉える必要はないと思います。
調舒星は、感じたことを完璧な形で伝えたい。
牽牛星は、誇りと責任を持って作品に向き合いたい。
鳳閣星中殺は、繊細さと豊かな遊び心を併せ持つ。
玉堂星中殺は、学んだことを独自の創造へと変えていく。
そして天報星は、多彩な才能をさまざまな世界で発揮する可能性を持っています。
こうして全体を見ると、大森さんの葛藤は、作品を生み出すための大切な感性として働いているのではないでしょうか。
ご本人が語った「ポジティブはネガティブから生まれる」という言葉。
その言葉は、今回の命式を読み解くうえで、とても象徴的でした。
自分の内側にある繊細な感情や葛藤を、誰かの心に届く作品へと変えていく。
そんな創造力こそが、大森元貴さんの大きな才能なのかもしれません。
これからどんな新しい表現を見せてくれるのか、楽しみですね。
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参考資料
- ダイヤモンド・オンライン|大森元貴さんの創作哲学(2025年8月4日)
- Billboard JAPAN|大森元貴さんが語る曲づくり
- ファミ通|大森元貴さんと小高和剛さんの対談(2026年9月2日)
- 大森元貴公式サイト|俳優活動
※算命学の解釈には流派や技法による違いがあります。本記事は命式から読み取れる可能性を考察したもので、ご本人の実際の心理状態や未来を断定するものではありません。

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