富栄ドラムさんを算命学で鑑定|俳優は「役に呼ばれる」?

鑑定例

こんにちは。

今回は、日曜劇場『VIVANT』で大人気となった、富栄ドラムさんを算命学で鑑定してみたいと思います。

富栄ドラムさんといえば、阿部寛さん演じる公安刑事・野崎さんをサポートする「ドラム」役。

自分では言葉を発さず、スマホの音声を通して会話するという、とても個性的な役柄です。

実は私、以前に堺雅人さんを鑑定したときにも思ったのですが、

俳優さんって、もしかしたら「役に呼ばれている」んじゃないかな?

特に大ヒットした映画やドラマ、その人の代表作となるような役を見ていると、本人の宿命と役柄が不思議なくらいリンクしていることがあるんです。

今回、富栄ドラムさんの命式を見てみたら、

「これ、富栄ドラムさん本人の鑑定だよね? ドラマのドラムを鑑定してるんじゃないよね?」

と思うくらい、役との共通点が次々に出てきました(笑)。

それでは見ていきましょう。


富栄ドラムさんは「丁巳」生まれ

陰占(命式表)
日柱 月柱 年柱
天干 丁 甲 壬
地支 巳 辰 申
蔵干 戊
庚
丙
乙
癸
戊
戊
壬
庚
干支番号 54 41 9
陽占(人体星図)
牽牛星
北方
天恍星
司禄星
西方
龍高星
中心星
調舒星
東方
天将星 玉堂星
南方
天堂星

富栄ドラムさんは1992年4月11日生まれ。

日干は「丁」です。

丁は自然界にたとえると、ロウソクの火。

感受性が強く繊細で、暖かく、人当たりもソフトな人です。

そして日干支は「丁巳」。

巳も火質なので、火の上に火が乗っている状態です。

優しく穏やかな雰囲気を持ちながらも、内側にはとても強い芯を持っています。

一度「こうする」と自分で決めたことは、簡単には諦めない。

いい意味での頑固さを持った人です。

富栄ドラムさんは中学卒業後に相撲界へ入り、約13年間力士として過ごしています。

厳しい相撲の世界で長年頑張り続けたところにも、この丁巳の芯の強さが表れているように感じます。


人に助けられやすい「天干連珠格」

天干を見ると、

壬 → 甲 → 丁

と、水→木→火が順序よく並んでいます。

これは「天干連珠格」。

人から助けられやすい宿命です。

また、物事を始めるべきときに始め、終わらせるべきときにはきちんと終わらせる。

始まりから終わりまでを順序よく進めていける、きちんとした人でもあります。

さらに、日干の「丁」と年干の「壬」は干合しています。

丁と壬が干合すると木性へ変化するため、天干が木性一気格となります。

木性は守備本能。

守る力が強く、保守的で、争いよりも平和を好む思考の持ち主です。

そして、ロウソクの火である「丁」は、燃え続けるために木が必要です。

その意味でも、月干にある「甲」は、富栄ドラムさんにとってありがたい存在ですね。


前進力が強く、いろいろな世界の人と交流できる人

地支には「申」と「辰」の半会があります。

半会は融合条件。

行動のスケールが大きくなり、さまざまなジャンルの人とも交流できる人です。

前進力があり、行動範囲も人間関係もどんどん広がっていきます。

ただし、そのぶん少し大雑把になったり、話を盛ってしまったりすることもあるかもしれません(笑)。

そして「申」と「巳」には支合もあります。

ですから、勢いよく物事をスタートさせたとしても、最後は現実的にきちんとまとめ上げる人。

さらに「壬申」と「丁巳」は干合支合。

考えていることと行動が一致しやすく、裏表の少ない正直な人だと読みます。


中心星は龍高星。どこへ行っても馴染んでしまう人

陽占の中心星は「龍高星」。

龍高星は習得本能の星です。

ただ、机の上だけで学ぶというより、

自分自身が実際に体験することで学んでいく人。

離別、放浪、改良改革、忍耐といった意味を持ち、海外とも縁の深い星です。

そして龍高星の人は、どんな環境にも馴染める強さを持っています。

知らない土地、知らない文化、初めての環境。

そんな場所へ行っても、そこで生きる術を身につけていく。

……これ、『VIVANT』のドラムみたいじゃないですか?(笑)

日本でも海外でも、その土地に自然と馴染んでしまう。

本人の中心星を見ているのに、もうこのあたりからドラマのドラムが見え始めます。


北方の牽牛星。目上の場所に「お役人」?

北方には「牽牛星」があります。

牽牛星は攻撃本能の星。

責任感やプライドを持ち、組織の中で自分に与えられた役目をきちんと果たそうとします。

そして牽牛星は「官星」。

いわば、お役人の星でもあります。

ここで面白いのが、北方という場所。

北方は目上の人を表します。

『VIVANT』でドラムがサポートしている野崎さんは、警視庁公安部の刑事。

目上の場所に「官」の星があって、役の中では目上に公安の野崎さんがいる!

なんだか宿命通りで面白いですよね(笑)。

また北方は、人生哲学や思想を表す場所でもあります。

富栄ドラムさん自身も、自分に与えられた役割に責任を持ち、きちんと果たそうとする真面目な人なのではないでしょうか。


調舒星が最大の才能。そしてドラムはスマホで話す!

そして今回、私が一番「これ面白い!」と思ったところです。

東方には「調舒星」。

調舒星は伝達本能の星です。

ただし、直接的に言葉で伝えるというよりも、

文章、音楽、ダンス、演技など、何かを介して自分の思いや感性を伝えることが得意な星。

そして富栄ドラムさんの場合、八門法でも調舒星の点数が一番高く、才能の星も調舒星です。

つまり、とても伝達本能の強い人なんです。

SNSなどを使って自分を表現していくことにも向いていると思います。

そして、ここで気づきました。

『VIVANT』のドラムって……

自分でしゃべらず、スマホにしゃべってもらってるやん!(笑)

これこそ「間接的な伝達」そのもの。

自分の声でセリフを話さず、スマホの音声を通して意思を伝える。

それなのに、表情や仕草、身体全体を使って、視聴者にはちゃんと感情が伝わってくる。

才能の調舒星、めちゃくちゃ輝いてるやん!(笑)

ここまで役と本人の宿命が重なると、本当に面白いです。


出会う人は多い。でも本当に仲良くする人は少ないかも

東方に調舒星を持つ人は、誰とでも広く浅く付き合うというより、

「この人なら心を許せる」

と思える限られた人と深く付き合いたいタイプ。

陰占には半会があるので、人生の中で出会う人そのものは多いと思います。

いろいろなジャンルの人と出会い、みんなとうまくやっていける。

でも、その中で本当に仲良くする人は意外と少ないのではないでしょうか。

そして西方には「司禄星」。

司禄星は、家族や身内、自分の大切な人を守る星です。

これもまた、仲間を大切にするドラマのドラムとリンクして見えます。


エネルギー総量253!さらに天将星

富栄ドラムさんのエネルギー総量は253。

普通が200前後なので、かなりエネルギーの高い人です。

さらに十二大従星は、

天恍星・天堂星・天将星。

中でも天将星は、非常に強いエネルギーを持つ星です。

私はこの龍高星+天将星という組み合わせに、

「波乱が起きても、持ち前のパワーで乗り越えていく逞しさ」

を感じます。

むしろ、何も起こらない平穏な環境より、多少波乱があるくらいのほうがイキイキと輝く人。

……また『VIVANT』のドラムが出てきました(笑)。

一方で天堂星は、一歩下がった場所から冷静に状況を判断できる星。

玉堂星も持っていますから、ただパワーだけで突っ走るのではなく、知恵を使って困難を乗り越えることもできます。

そして天恍星は、夢やロマンの世界へ、苦労があっても突き進んでいく星。

こうして一つずつ見ていくと、なんだかドラマの「ドラム像」がどんどん出来上がってきませんか?


2020年から人生が大きく切り替わる

大運を見ると、2020年からの10年間は「丁未」。

日干と同じ「丁」が巡っています。

この丁が年干の「壬」と干合するため、仕事や人間関係に対する価値観が変化しやすい時期です。

そして、この大運で巡る星は「貫索星」。

貫索星には、

自己確立、自分の道を作る、新しく始める

といった意味があります。

では、実際の富栄ドラムさんはどうだったのでしょう?

2021年3月、13年間続けてきた力士生活を終えています。

股関節や腰の痛みで激しい稽古を続けることが難しくなり、引退。

そして引退後はYouTubeで活動を始めています。

さらに、この時点ですでに、

「鍛えた身体と運動神経を生かしてアクション俳優や芸能タレントになり、ドラマや映画に関わりたい」

という目標を語っていました。

まさに、それまでの人生から離れ、自分自身の新しい人生を作り始めた時期だったんですね。


2020年・2021年は子丑天冲殺

富栄ドラムさんは「子丑天冲殺」グループ。

そして2020年・2021年は、ちょうど天冲殺でした。

さらに、この時期には「申・子・辰」の三合会局が成立します。

仕事面や自分の立ち位置に大きな変化が起きやすく、今まで築いてきたものが一度空中分解するような出来事が起こる場合があります。

財の星も天冲殺の影響を受けるため、経済的なことや、何かを手放す現象として表れることもあります。

実際に経済面で何かあったのかは分かりません。

ただ、現実には2021年に「力士」という13年間続けてきた仕事と立場を手放しています。

しかも、それが大運の切り替わりとほぼ同時期。

かなり大きな人生の転換期だったのではないでしょうか。

ところが、そこで終わりではありません。

力士を引退した直後から、新しい世界へ向かって動き始めています。

そして2023年、『VIVANT』のドラム役で大ブレイク。

しかも『VIVANT』への出演は、もともとドラム役のオーディションを受けたわけではなく、エキストラのオーディションがきっかけでした。

監督は富栄ドラムさんが部屋に入ってきたときの笑顔などを見て、「ドラムだ」と感じたそうです。

これを知ったとき、私はますます、

「やっぱり役のほうから呼ばれたんじゃない?」

と思ってしまいました。

子丑天冲殺は「初代運」

子丑天冲殺の人は「初代運」。

親や家系から受け継いだものの上にそのまま乗って生きるというより、自分自身の力で新しい人生を切り開いていく人です。

苦労があっても努力を続け、自分の代から新しい流れを作っていく。

そして頭も良く、冷静に物事を考えられる人。

中学卒業後に相撲界へ入り、13年間努力。

そこを離れたあと、今度はまったく違う芸能界へ。

富栄ドラムさんのこれまでの人生にも、この「自分で道を切り開く」という性質が表れているように感じます。


俳優は「役に呼ばれている」のかもしれない

今回、富栄ドラムさんを鑑定していて、改めて思いました。

以前、堺雅人さんを鑑定したときにも感じたのですが、

大ヒットした映画やドラマの俳優さんって、本人の宿命と、その人を代表する役柄が不思議なくらいリンクしていることがあります。

富栄ドラムさんの場合、

体験しながら未知の世界へ飛び込んでいく「龍高星」。

組織の中で与えられた役割を果たす「牽牛星」。

大切な人を守る「司禄星」。

波乱の中でも力強く生き抜く「天将星」。

そして何より、最大の才能として持っている「伝達」の調舒星。

その人が大ブレイクした役は、

異国の地を自在に動き回り、公安の野崎さんをサポートし、仲間を大切にし、危険な状況でもたくましく行動する「ドラム」。

そして、自分の声ではなく、

スマホを介して気持ちを伝える人(笑)。

本人の宿命を鑑定していたはずなのに、いつの間にかドラマのドラムを鑑定しているような気持ちになってしまいました。

もちろん算命学で、

「あなたは将来、このドラマでこの役を演じます」

なんて分かるわけではありません。

でも、その人がもともと持っている本質や才能と、役の持つ性質がピタッと重なったとき。

本人も無理なくその役を生きることができ、その魅力が画面を通して見る人にも伝わる。

だからこそ、その役が大ヒットし、その人の代表作になっていくこともあるのかもしれません。

俳優が役を選んでいるようで、

実は役のほうが、「この役を生きられる人」を探している。

そんなこともあるんじゃないかな。

富栄ドラムさんの命式を見ながら、私はまた一つ、

「俳優さんは、役に呼ばれているのかもしれない」

と思ってしまった鑑定でした。

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